仏壇の仏具とお供え物の向き
2023/09/04
最近ではモダンな仏壇を目にしますが「仏具やお供え物の向きはどうするのだろう。」とのご相談がたまにあるのです。
よく聞かれるのは「ご飯とお水」ですね。
ご飯とお水を一組としてお供えするときは向かって見て、ご飯を右に、お水を左に供えます。
日本では、ご飯を左にお汁物は右に置いてその手前にお箸を置く習慣がありますが、仏様は向こう側から私たちの方を向いていらっしゃいますので逆になります。
供養膳の場合、左にご飯、右にお汁物、奥にお菜物、手前にお箸を置いてお膳を完成させます。
お供えする時には仲居さんがお膳を出すときのように180度回して仏様にさしあげます。
実は仏具の花立て・香炉・仏飯器にもそれぞれ前後(表・裏)があります。
具足の足の部分が円状になっているものは特に前後のない形式ですから耳の部分を横にしておけばいいのですが、三本足になっているものは耳に対して二本並びの方が前(表側)になります。つまりこちらを御本尊に向けることになるのです。
しかし、お花だけは御本尊に向けません。実は特例があるのです。
立華というお供えの方法は中国の唐時代に考えられ、御本尊に華を向ける向上相、四方八方に向ける向中相、御本尊に背を向け私たちに華を向ける向下相があります。それが日本に伝わったのですが、仏教を信仰された平安時代の宇多天皇は、華に限っては、その場所とお参りする者の心を清浄にして仏を拝めるように「今後は仏事にあっては向下相を用ゆべし」と勅令された事がお花のお供え法として定着したと言われています。
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