家族葬で故人を送った場合のお正月の過ごし方
2022/12/30
最近ではお身内だけの「家族葬」で送ることが多い。その場合もお正月のすごし方は同じなのだろうか?少し考えてみよう。
ひと昔前は家族が亡くなると「忌中板」という通夜と葬儀の日程や故人の氏名や喪主の氏名が門柱や玄関に表示されたものです。
現在では家族葬をはじめ一般葬でも忌中板を出しているのを見かけなくなりました。(携帯電話の普及で連絡が密に取れるからなのかもしれませんね。)
話がそれましたが、一般的にお正月はどのように過ごすのか。地域差もありますが、門松やしめ飾りは控えます。おせちは祝い事のお料理と言われますが、忌明けでしたら紅白にならないように工夫して用意します。初詣は神社によって違いますが、鳥居をくぐらなければよいともいわれます。
しかし、百人集まれば百通りの考えがあるように忌中や喪中の考え方もいろいろです。故人が正月には親戚を集めて賑やかに過ごすのが好きだったなら、故人の遺影を飾り故人の好物をそろえて一緒に一杯やるのも供養のような気がします。
先立つ人も残る家族に正月はしんみりしてほしいと思っているとは思えません。実際私は実母が昨年12月に他界しましたが喪中の中、正月に門松を飾らなかっただけで普通に過ごしてみました。
家族葬でしたから家族と母の姉妹以外は母の他界を知りません。なぜか本当に普通のお正月でしたし母の遺影が微笑んで見えたのは酔っていたからなのでしょうか。この先私が他界しても娘たちには普通に過ごしてもらいたいですね。
毎年この時期になるとお正月の過ごし方をよく聞かれますが、「普通にすごす」事が一番のように思ってしまう。しかし、地方ではそうはいかない場合が多々あるそうですから注意しましょう。
そして鏡餅は28日には飾りましょう。翌日29日は「二重苦」につながる事から避けます。逃したら翌日の30日がラストチャンス。31日になると「一夜飾り」と言われて忌み嫌われているからです。しかしこれは江戸時代の言葉遊びのような気がします。江戸時代に生きた人たちは遊び心ありますからね。
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