人の命とお葬式

人が亡くなると追悼が行われます。追悼や葬儀とは何の為にあるのでしょう？

 

すごく哲学的なお話しに感じます。

私たちが生きている地球は広い宇宙の中の銀河系の中の太陽系の中の惑星で偶然が積み重なって生まれた命なのでしょう。

命を神様から授かったとしたら、その命は粗末に扱えば返す時期が早くなり、大切に扱えば長く使えるのかもしれません。

 

しかし命には限りがあります。

 

限りがあるから生きる喜びがあるのかもしれません。

この地球には私たちが生きる上で欠かせない空気があります。

空気とは8割が窒素で2割が酸素です。

その酸素によって人間は酸化して老化します。酸素が無くても生きられるなら何百年の寿命になるのかもしれません。まるで宇宙人の世界ですね。

 

話がそれましたが、実は数年前ご子息を亡くされたお母様が、「主人も亡くし、二人の息子も先だった。神様は私のお迎えを忘れているのかもしれない」とおっしゃった言葉が耳を離れません。

 

お母様の両ひざは少し動くだけでも激痛がはしるのだそうです。しかし、薬を服用すると意識がもうろうとして生きている意味がないと言います。

お迎えを待つ命。

後ろ髪をひかれながら旅立つ命。

なんと皮肉なものなのでしょう。

きっと、追悼や葬儀は、神様から授かった大切な命を返却する儀式なのかもしれません。

命を大切に使い、丁寧にお返しすれば、又命を授けてくれるかもしれないですね。